■2023年4月27日オンラインサロンで紹介した本
「『ついていきたい』と思われるリーダーになる51の考え方」(岩田 松雄【著】)
<本書の内容>
この本は本書の著者は岩田松雄氏です。
元スターバックスコーヒージャパン株式会社CEO、株式会社ザ・ボディショップの代表取締役社長などでトップを務めた方で、リーダーとして実績を残しています。
多くの人はリーダーと言うと、カリスマ的な力で部下を引っ張っていくというイメージを持ちがちですが、著者はカリスマ的なタイプではない普通のおじさんだといいます。
何か人並を超えた優れたスキルを持っているのかというとそうでもないと言います。
しかし、岩田氏はいつも周りの人たちから求められてリーダーの立場に立ってきました。
ではどのようなことがリーダーに必要であると言うのでしょうか。
それは、人間力であり、人徳であると著者はいいます。
では、人間力、人徳とはどのような力なのでしょうか。
本書では、リーダーの考え方について、目からうろこの内容を学ぶことができます。
<本の紹介>
この本の著者の考え方は人徳主義です。
人間力をいかに高めるか、それを生活の中で実践することがいかに大切かについて、この本から学びました。
1つは、「大きな目標を達成するためには、まず小さな目標からクリアしていくことが大切」ということです。
例えば、二世帯住宅を建てるという理想があった場合、まず、家を見に行こう、土地について調べて見よう、という様に小さな目標を一つ一つクリアしていくことで、最後には理想である二世帯住宅を実現することができます。
次に、伸び続ける人と伸び止まる人がいる、という内容がピンときました。
「安易に自分を肯定しない、ということです。まだまだ自分は未完だと認識し、未完だからこそ努力しなければいけないと思う。そういう姿勢を持っているからこそ、常に成長が続いていきます。そして、人間として大きく成長しているにもかかわらず自分は未完だと認識している。
そういうリーダーに人はどんな印象を持つでしょうか。基本的に、伸び続けている人というのは、謙虚な人です。まだまだだ、これからだ、という意識を強く持っている。だからこそ成長し続けることができるのです。」(本書219P)
という箇所が本の中にあります。
リーダーになる素質は、もともと誰も持っていないのですが、自分は未完であると認識して、経験を積んでいくうちに、人間力が高まっていき、ついていきたいと思われるようになります。
人間力がある人とは、優れた人格の持ち主になろうと努力する人であるといいます。
また、リーダーは、自慢話はなるべくしない方が良いようですね。
<参加者の声>
「今回、オンラインサロンということで、開催の趣旨に共感する思いと同時に、そんな場を提供しているなら覗いてみたいという好奇心で参加させていただきました。 実際参加してみると、最初から最後まで、司会者が世界一楽しい学び合いの場にしようと努力されているのが伝わってきたとともに、お互いの考えや気づきをシェアする中で、自分にはない視点から、より多くの学びを得ることができたと感じています」
「発表内容はもちろん、感想の中からも気づきがたくさんありました。ほとんどメモさせていただきましたので、適宜振り返るなどして今後の仕事のマインドに使っていきたい」
「謙虚にまだまだだ、これからだと思って生活していきたい」
「仕事をしてると業務が目的化しがちなので、自分が提供したい価値を考えるきっかけや節目になるので良いと感じました」
「大きな理想や目標があったとしても、目の前にある小さな目標を達成するために、できることから実行したいと思った。また、見栄をはる以上に、ありのままの自分を表現しつつ、未完であることを認識し努力し続けたいと思った」
「役職が上の立場になることが近いと思うので、特にその時に謙虚であることの重要さを思い出したいです。また、感想の一つであった『自信がないと価値を生み出していけない』といったニュアンスの言葉も個人的に沁みましたので、意識していきたいです」
「今回、参加しながら、社会人の友人を誘ってみたいと思いました」